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  <title>メモ</title>
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  <description>一時的置き場</description>
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    <title>プレゼント</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>「おにいちゃん、たくさんもってるの」<br />
　帰宅した依織がプレゼントをたくさん持っている姿に幼子はあどけなく首を傾げる。<br />
「明日が僕の誕生日だから、一日早い誕生日プレゼントにってね。お菓子があったら、こむぎちゃんにあげるよ」<br />
「おにいちゃん、おたんじょうびだったの？」<br />
　大きな目が驚きに見開かれている。そう言えば、この幼子は自分たちの誕生日をまだ知らないのだ。<br />
「お兄ちゃんのお誕生日は明日だよ？　でも、学校はお休みだから。もらったんだ」<br />
「でも、むぎ。おにいちゃんにプレゼント何もできないの&hellip;&hellip;」<br />
　シュンとうつむく幼子の頭を依織早さしくなでてやる。<br />
「こむぎちゃんがお兄ちゃんのお祝いをしてくれるってだけで嬉しいんだよ？」<br />
　未来のむぎに今の幼子がにつながっているのだから、と思うから。そして、何より、小さくても相手のことを一生懸命考えようとするその姿だけで十分すぎるほどなのだ。<br />
「でも&hellip;、むぎもおにいちゃんのおいわいしたいの」<br />
「ありがとう&hellip;&hellip;。じゃあ、明日は学校がお休みだから、一日中お兄ちゃんと一緒にいよう？」<br />
「それでいいの？」<br />
「そうだよ。一哉にもちゃんと言っておこうね」<br />
「うん」<br />
　依織の言葉に嬉しそうに幼子は頷く。一哉はきっといい顔をしないだろうけれど、幼子のためにおれるんだろうな&hellip;と思うと、自然と笑みがこぼれた。</p>
<p><br />
　一方、リビングでは。依織に会いに来た皇がその会話を聞いてしまっていた。<br />
「なぁ、羽倉。本当にあの子供は依織の子供じゃないのか？」<br />
「いや、違うぜ。だいたい、子供だったら大変じゃねえか」<br />
　事情を知らない皇には一哉の親戚の子供を預かっていると説明しているが、皇は納得していない様子。<br />
「自分の娘相手にあの会話だったら、納得はできるんだが&hellip;&hellip;。幼児相手に、女を口説くような口調って何なんだ&hellip;&hellip;」<br />
「&hellip;&hellip;」<br />
　事情を知らないが故の複雑な思いがあるらしい皇に麻生はかけるべき言葉が見つからず。この言葉が依織の耳に入らないように&hellip;と願うばかりであった。<br />
<br />
<br />
FIN.<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
&nbsp;</p><br /><a href="http://angles55.blog.shinobi.jp/%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8Ess/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%88" target="_blank">Post Script</a>]]>
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    <category>こむぎSS</category>
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    <pubDate>Thu, 23 Sep 2010 10:48:36 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>ティアラ</title>
    <description>
    <![CDATA[「やるよ」<br />
「むぎに？　あけてもいい？」<br />
　皇から手渡された包みをキラキラした瞳で見つめる幼子。<br />
「ああ」<br />
「わぁい」<br />
　ワクワクした瞳で幼子はラッピングを解いていく。やがて出てきたのは小さなティアラ。<br />
「わぁ～♪」<br />
　可愛らしいティアラはすぐさまに幼子の心を掴んだらしい。<br />
「むぎのなの？」<br />
「ああ」<br />
「ありがとう、こうおにいちゃん」<br />
　嬉しそうに幼子はティアラを見つめる。<br />
(小さくても女だな……)<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
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    <pubDate>Wed, 15 Sep 2010 10:07:11 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>鏡餅</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>　何時だって、ことの発端はむぎから始まることが多い。それは、幼子の姿でもなお。<br />
「かがみもちはないの？」<br />
　お正月も近いからと大掃除に業者を呼んだ日の午後。デリバリーで取った食事をしながら、幼子は和也にそう尋ねた。（業者に頼んだといっても、その前に麻生が壊滅的なところをある程度やっていたため、昼食が作れなかったのだ）</p>
<p>「鏡餅？」<br />
「うん。おどうさんがね、いつもおもちやさんにかいにいくの。おかあさんがみかんとはっぱをかざるの」<br />
　橙は幼子にしてみれば、みかんに見えるのかもしれない。<br />
「おしょうがつがおわったら、ぜんざいにするの。おかあさんのぜんざい、おいしいの♪　苗ちゃんとお変わりいつもするの♪」<br />
　はしゃぎながら説明する幼子に一同は顔を見合わせる。<br />
「御堂、俺、近所のスーパーで買ってこようか？」<br />
「麻生。それなら、松川が懇意にしてる和菓子屋に今から頼んでみるよ」<br />
　バイクのキーを手にする麻生に依織がそう言って、待つように止める。<br />
「どうせなら、つきたてもこいつに食べさせてやろう。もちは保存できるしな」<br />
　そう言うと、一哉は携帯で連絡を取り始める。数分後、電話を切ると、幼子を抱き上げて言った。<br />
「今から、餅つきがみれるぞ」<br />
「もちつき？」<br />
「作りたてのもちも食べられるし、鏡餅もできるぞ」<br />
「ほんとう？」<br />
　きらきらと瞳を輝かせる幼子。<br />
「まさか、お餅屋さんをよんだわけ？」<br />
　半ば呆れたような瀬伊の問いに一哉はしれっとした顔をする。<br />
「どうせなら、つきたてをこいつに食わせたいしな。羽倉、きな粉を買って来い」<br />
「&hellip;&hellip;いいけどよ」<br />
　どこまでも幼子に甘い一哉に苦笑しつつ、幼子が喜ぶのなら動く自分たちも変わらないか&hellip;、そう思い込むことにして、麻生は家を出た。<br />
<br />
&nbsp;</p><br /><a href="http://angles55.blog.shinobi.jp/%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8Ess/%E9%8F%A1%E9%A4%85" target="_blank">Post Script</a>]]>
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    <category>こむぎSS</category>
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    <pubDate>Thu, 31 Dec 2009 06:03:13 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>かぼちゃと魔女と幼子</title>
    <description>
    <![CDATA[<p><br />
「はろうぃん～」<br />
　ぱたぱたと幼子が廊下を走り回る足音に一哉はパソコンから目を離した。<br />
「ああ、そうか。今日はハロウィンだったか&hellip;&hellip;」<br />
　忙しさに紛れ、行事ごとには疎くはなっていたが、同居人が幼子を構える機会を見逃すはずもない。<br />
「しかし、参ったな&hellip;&hellip;。お菓子を持っていない」<br />
　期待に紛れた瞳でお菓子かいたずら化の選択を迫る幼子の姿が目に浮かぶ。けれど、持っていなければ、幼子と一緒にいるであろう妖精の二つ名を与えた悪魔にどんないたずらをされるかわかったものではない。<br />
「仕方ない&hellip;&hellip;」<br />
　一哉は携帯を手に取ると、同居人に電話をかけるのであった。</p>
<p><br />
「一哉、頼まれたものかってきたよ」<br />
「ああ、すまない。松川さん」<br />
　可愛らしくラッピングされたキャンディーの袋を安堵の表情で一哉は依織から受け取る。<br />
「こむぎちゃん、昨日から瀬伊と楽しく内緒話してたからね。必要かもしれないと思って、買っておいたんだよ」<br />
「そうか&hellip;&hellip;」<br />
「小さくてもお姫様に振り回されてるよね、僕たちも」<br />
「それがあいつだからな」<br />
　そんな会話をしていると、コンコンと小さなノックの音。<br />
「おや、噂をすれば、お姫さまだ」<br />
「入っていいぞ」<br />
　一哉がそう声をかけると、<br />
「トリック　オア　トリート！」<br />
と、元気のいい小さな魔女が部屋に入ってくる。<br />
「可愛らしい魔女だね。はい、こむぎちゃん」<br />
「わぁ、いおりおにいちゃん、ありがとう～」<br />
「ほら、むぎ。俺もだ」<br />
「かずやおにいちゃんもくれるの？　うれしいの♪」<br />
　二人からのお菓子を幼子は嬉しそうに受け取る。<br />
「その服は瀬伊が？」<br />
「うん、あのね。おみせにつれていってもらって、つくってもらったの～」<br />
「どういう店で買うんだ&hellip;&hellip;」<br />
　彼の持つ怪しいグッズのたぐいの出所が結構気になるところである。<br />
「しかし、丈が短すぎないか&hellip;&hellip;」<br />
「可愛いからいいじゃないか」<br />
　下に着ているオレンジのパニエがふっくらと膨らんでスカートが短く見えるのだ。<br />
「短くてもいいの。かぼちゃぱんつなの～」<br />
　きゃっきゃっとスカートをめくろうとする幼子。<br />
「こ、こら。むぎ」<br />
「だめなの？　むぎ、かわいくないの？」<br />
「そういう問題じゃない」<br />
　きょとんとする幼子に一哉はコンコンとお説教を始める。そんな二人を依織は微苦笑で見守りながら、瀬伊を捕まえて、いろいろ言わなければ&hellip;と心に誓った。</p><br /><a href="http://angles55.blog.shinobi.jp/%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8Ess/%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%A8%E9%AD%94%E5%A5%B3%E3%81%A8%E5%B9%BC%E5%AD%90" target="_blank">Post Script</a>]]>
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    <category>こむぎSS</category>
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    <pubDate>Sat, 31 Oct 2009 14:29:36 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>ティアラ</title>
    <description>
    <![CDATA[　出掛けた先のアンティークショップで見かけたのは小さなティアラだった。大人がつけるにしては小さめだ。<br />
『こむぎちゃんはうちのお姫さまだからね』<br />
　ふと思い出すのは兄が身を寄せている御堂家にいる幼子。<br />
『むぎ、お姫さま？』<br />
　幼子の嬉しそうな笑顔。お姫さまと呼ばれて素直に喜べる年ごろだ。<br />
「そちらのティアラをお気に召しましたか？」<br />
　温厚そうな主人に声をかけられる。<br />
「子供に贅沢かとは思うんだが……」<br />
「そんなことはございませんよ。小さいお子さまだからこそ、幼いうちからいいものを見るほうがよろしいかと思いますが」<br />
　そうすることにより、審美眼が養われるのだ…と主人は告げる。それはもっともな事だと思われるのは、皇もそうやって育ってきたからだ。<br />
「包んでもらえるか？」<br />
「プレゼントでございますね。かしこまりました」<br />
　リボンの色はシックなセピア色にしてもらった。中のティアラをその方が引き立てるだろう。<br />
「お待たせいたしました」<br />
　主人に渡されたティアラを皇は大切そうに受け取った。<br />
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    <pubDate>Fri, 22 May 2009 00:17:20 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>鯉のぼり</title>
    <description>
    <![CDATA[　五月五日はこどもの日。国民の休日に関する法律で定められた立派な祝日である。そして、この日は端午の節句でもある。<br />
「姉貴、鯉のぼりってまだあったか？」<br />
　４月の末のある日に麻生は姉である小百合に電話をかけてそう聞いた。実家から逃げていた麻生であったが、今は向き合うようになり、こうしてやりとりをしている。<br />
『あるけど、使うの？』<br />
「今、小さい子供を御堂が預かっててください。女兄弟だったからだろうけど、鯉のぼりみたことないみたいなんだ」<br />
『いいわよ。元々あなたのだし。あと二ヶ月早かったら、雛人形も貸してあげたのに』<br />
「いや、それは御堂が……」<br />
　等と会話をして。麻生は鯉のぼりを実家から持って帰った。<br />
<br />
<br />
　そして、実家から持ってきた鯉のぼりをリビングに置いた。家主である一哉は昨日まで出張で不在だったので、 彼に一言告げてからと思ったのだ。<br />
　そして……。<br />
「羽倉、どういうつもりだ……？」<br />
「俺に言われても……。まさか開けるとは思ってなかったし……」<br />
「あいつは小さくても鈴原だぞ？　ヤサガシをしたり、風呂の戸を躊躇いなく開けるんだぞ」<br />
　ぐうの音もでない。<br />
「むぎ、人魚さん～」<br />
　ご機嫌そうな笑顔で鯉のぼりの口に両足を入れて、ピョンピョン跳ねている。人魚というよりは魚に食べられかけた人間の図であるが、泣かれるから言えるはずもない。<br />
「ちび、人魚じゃねえよ。それは鯉のぼり」<br />
「やだ、むぎ、人魚さんだもん」<br />
　麻生の言葉に幼子はブンブンと首を振る。こうなると、この幼子は強情だ。どう説得すべきかと、思案しながら、一哉は箱の中の残りの鯉のぼりに視線を向けた。<br />
「むぎ、その鯉のぼりにはお母さんや子供がいるんだ。離したら可哀想だろう？」<br />
「……お父さん？」<br />
「そうだ。赤いのはお母さんだ。小さいのは子供たちだ」<br />
　一哉の言葉にむぎはコクンと頷いて、鯉のぼりから足を抜いた。<br />
「ごめんなさい……」<br />
　箱の中の鯉のぼりたちに謝る幼子の頭を一哉は黙って撫でてやった。<br />
<br />
<br />
「お空で泳いでる～」<br />
　その後、麻生が屋上に鯉のぼりを飾った。幼子は嬉しそうに見上げている。<br />
「あれはおまえのか？」<br />
「ああ。お前んちにもあったんだけど、いなかったし」<br />
「いや、それでよかった。実家に連絡しようものなら、問答無用でむぎは祖父母に奪われる」<br />
「そっか……」<br />
　一哉の言葉に麻生も遠い目になった。<br />
]]>
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    <category>未選択</category>
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    <pubDate>Tue, 05 May 2009 12:45:17 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>my Santa Claus</title>
    <description>
    <![CDATA[<p>「フィンランドから、サンタクロースを呼ぶべきか？」<br />
「&hellip;&hellip;御堂」<br />
　クリスマスツリーの準備をしているところに、真顔でそういう一哉に麻生は唖然とする。<br />
「ガキに向こうの言葉がわかるかよ」<br />
「しかし、サンタクロースといえばフィンランドが本場だろう？　子供のうちから本物を見ていたほうがいいと思うが&hellip;&hellip;」<br />
「いや、だから&hellip;&hellip;」<br />
　幼子への愛情のベクトルがいささか突っ切ってしまっている。<br />
「でも、問題はこむぎちゃんがサンタを信じてるかだよね」<br />
「&hellip;&hellip;あの年頃の子は信じてるんじゃないのかい？」<br />
　瀬伊の言葉に依織がそう言うと、瀬伊は軽く肩をすくめた。<br />
「僕は信じてたけどね。一哉とか松川さんは違う気がするんだけど&hellip;&hellip;」<br />
「あ～。俺も信じてたくちだけど&hellip;&hellip;」<br />
　珍しく瀬伊の言葉に同意する麻生である。<br />
「まぁ、うちはそういう祝いをする習慣はなかったしね」<br />
　依織は苦笑する。この時期は新年の顔見世もあり、そういう祝いどころではなかった。<br />
「まぁ、サンタの格好なら、学園長に頼んでみたら？　似合いそうじゃん」<br />
「カーネルおじさんっぽいかもな」<br />
　もちろん、学園長は自分が引き合いに出されてることを知らない。<br />
「こむぎちゃんにさりげなく聞き出すしかないね&hellip;&hellip;」<br />
　サンタクロースの存在を信じているのなら、その存在を演じるものを、もし、信じていないのなら、彼らからのプレゼントを彼ら自身の手で&hellip;と。</p>
<p><br />
　けれど、彼らのそんな思いを幼子は知ることはなく。無邪気にこう言った。<br />
「あのね。おとうさんがサンタさんなの」<br />
「&hellip;&hellip;え？」<br />
　信じているのかいないのか、わからない微妙な答え。<br />
「こむぎちゃんのお父さんはおじいちゃんなの？」<br />
　その問いかけに幼子は首を振る。<br />
「あのね、サンタさんはせかいじゅうのこどもにプレゼントあげるから、いそがしいの。だから、おとうさんがさんたさんにおねがいされて、むぎとなえちゃんのサンタさんになってくれるの。おかあさんがそうおしえてくれたの」<br />
　ニコニコと答える幼子に彼らは顔を見合わせる。そう教えることによって、子供の夢を壊さないようにしたのだろう。ある意味、それは嘘ではないのだから。<br />
「じゃあ、俺たちもサンタになっていいか？」<br />
　一哉の言葉に幼子は一瞬キョトンとして。<br />
「&hellip;&hellip;おとうさんたちはまだとおくなの？」<br />
　泣きそうな寂しそうな顔。時の迷い子となった幼子は彼らにすっかり懐いてくれたけれど、本当は家族が恋しくて仕方ないのだろう。<br />
「&hellip;&hellip;すまない」<br />
　一哉の言葉に幼子は慌てて首を振る。<br />
「おにいちゃんたちのサンタさん、うれしいの」<br />
　ギュッと一哉に抱きついてくる。そのぬくもりが愛しくて、切なくて、一哉は幼子をそっと抱きしめた。</p><br /><a href="http://angles55.blog.shinobi.jp/%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8Ess/my%20santa%20claus" target="_blank">Post Script</a>]]>
    </description>
    <category>こむぎSS</category>
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    <pubDate>Wed, 24 Dec 2008 13:32:56 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>パジャマ</title>
    <description>
    <![CDATA[「こむぎちゃん、お土産だよ♪　開けてみて♪」 <br />
　そう言って、瀬伊が差し出した大きな包みを幼子は言われたままにリボンを解いた。 <br />
「これ、なぁに？」 <br />
　包装を解くと、白くて、ふんわりなもこもこしたものが出てきた。 <br />
「着ぐるみか？」 <br />
「あたり、だよ。」 <br />
　覗き込んだ麻生の問いを瀬伊は肯定して、それを広げた。 <br />
「うさぎさん？」 <br />
　真っ白なふわふわの生地に、長い耳。紛うことなく、うさぎの着ぐるみである。 <br />
「うさぎの着ぐるみパジャマだよ♪」 <br />
「よく見つけたな&hellip;&hellip;」 <br />
　こういうところでは手間を惜しまないのが、瀬伊らしいとも思いはする。 <br />
「こむぎちゃんに似合うと思うんだ♪」 <br />
「うん、むぎ、きたいの！」 <br />
　キラキラした瞳で見上げてくる。 <br />
「うん、お兄ちゃんもこむぎちゃんが着ているところ見たいな。でも、パジャマだから、お風呂に入って、寝る前まで待っててね」 <br />
「うん、むぎ、まってる」 <br />
　期待に輝く瞳。麻生はそこで瀬伊の目的に気付いた。 <br />
「おまえ、考えてくれたんだな&hellip;&hellip;」 <br />
「ふふ、こむぎちゃんが風邪をひくのは可哀想だし」 <br />
　風呂上がりに下着姿で走り回る幼子の行動を考えて、瀬伊は幼子が着たくなるようなパジャマを用意したのだ。 <br />
「そういうわけで、お着替えを手伝わなきゃだし、僕がこむぎちゃんをお風呂にいれるね♪」 <br />
「おまえ、御堂に通報されるぞ&hellip;&hellip;」 <br />
　一瞬とはいえ、感心した自分がバカだったのかもしれない&hellip;激しく麻生は思った。 <br />]]>
    </description>
    <category>こむぎSS</category>
    <link>http://angles55.blog.shinobi.jp/%E3%81%93%E3%82%80%E3%81%8Ess/%E3%83%91%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9E</link>
    <pubDate>Tue, 09 Dec 2008 10:09:30 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>お風呂上がり</title>
    <description>
    <![CDATA[　冬に差し掛かると、さすがに寒くなるが、御堂家においては冷暖房がしっかりしているので、そんなこととは無縁の世界。お風呂からでて、寒い！と叫ぶことはない。 <br />
「こら、ちび、待て！」 <br />
「むぎ、さむくないもん！」 <br />
　そういうわけで、ここ数日、午後８時すぎくらいこのような攻防が繰り広げられている。お風呂あがりの幼子が下着姿で家のなかを走り回り、麻生が主にそれを追いかける。冷暖房完備ゆえにお風呂上がりの下着姿でも、湯冷めの心配はなく、ほかほかゆえに幼子はパジャマを着たがらないのだ。 <br />
「またやってるんだ」 <br />
　ピアノ室から出てきた瀬伊はその見慣れた光景にクスクス笑う。とはいえ、麻生が幼子とじゃれあっている光景はあまり面白くない（麻生にしてみれば、じゃれあっているわけでもなく、躾の一環であるのだが）。 <br />
「こむぎちゃん、お兄ちゃん、こむぎちゃんの可愛いパジャマ姿がみたいなぁ♪」 <br />
　そう言って、瀬伊は目の前を通過しようとした幼子をあっさりと捕まえた。 <br />
「やだ、まださむくないもん～」 <br />
「一宮、離すなよ！」 <br />
　幼子のパジャマを手にした麻生から隠れるように瀬伊の後ろへ移動するが、麻生が見逃すはずもない。 <br />
「ほら、ちび、ばんざい」 <br />
「う～」 <br />
　麻生の言葉にようやく従い、幼子は両手をあげて、パジャマを着せてもらう。卵色のパジャマは幼子に似合っている。 <br />
「こむぎちゃん、今度はお兄ちゃんに着せさせてね♪♪」 <br />
「風呂は入れるなよ」 <br />
　瀬伊の言葉にそう釘は刺すものの、通じてはいないだろうなぁ&hellip;と麻生は思った。 <br />]]>
    </description>
    <category>こむぎSS</category>
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    <pubDate>Thu, 20 Nov 2008 09:01:34 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>七五三</title>
    <description>
    <![CDATA[「かわいいの♪」<br />
　そう言って、幼子が指差したのは、自分より小さな子供。着物に身を包んで、千歳飴を持っている。御堂家の住人が何故だか全員用事があるらしく、オフであることを兄の把握されていたこうは幼子を預かる羽目になった。&hellip;とはいえ、子供の相手などしたことがないので、近所の公園にでも遊びに連れて行こうとしたところにその光景に出くわしたと言うわけである。<br />
「ああ、七五三だな。お前ももああやって着物を着たのか？」<br />
　そう皇が問い掛けると、幼子は小首を傾げる。<br />
「むぎ、おぼえてないの。しゃしんはあったの」<br />
「数えの三つだったら、覚えてないか&hellip;&hellip;」<br />
　数えで七五三をしたのなら、満年齢なら、二つと少しだったはず。覚えていないのも、無理はないかもしれない。<br />
「なえちゃんはきょねんきたの。だから、むぎ、またきれるの」<br />
「次は七つだな。あと、ちょっとだ」<br />
「うん。むぎね、なえちゃんのきてたのをきるの♪　なえちゃん、おひめさまみたいでかわいかったの～」<br />
　無邪気に姉の七五三のことを語る幼子だったが、皇は何ともいえない気持ちになった。姉のお下がりを妹がきるというのはよくある話だ。それを見越しての着物の購入だってよくある話だ。幼子は姉が着ていた着物を着るのを楽しみにもしている。けれど、それを複雑だと思うのは自分が弟の立場だからだろうか。<br />
「こうおにいちゃんもしちごさんしたの？」<br />
「ああ。したな」<br />
　あの頃は幼子のように笑っていただろうか？　そんなことを考える自分が詮無いと思い、皇は苦笑するしかなかった。<br />]]>
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    <category>こむぎSS</category>
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    <pubDate>Tue, 11 Nov 2008 14:28:35 GMT</pubDate>
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